牡丹日記

　ど～も、おひさしぶり、あたし柴犬の牡丹女盛りです。

　ひさしぶりに爽やかでいいお天気ね～、今朝も朝早くからお散歩、空気が澄んでてきもちよかったわ。せ～っかくいい環境に住んでるんだから満喫しなきゃね、当たり前と思っちゃだめよ、おいしい野菜が身近にあって、おいしい水が湧いていて、おいしい空気があって、お日様の恩恵をいただける、こんな幸せに毎日感謝しなくちゃばちがあたるわよ。でも最近日照時間が少ないのよね、これじゃ農作物がそだたないわね～・・・あ、あたし犬だから野菜の心配しなくていいや、ってわけにもいかないわね。

　日照時間が少ないと、おいしい野菜とお米が育たない、すると、ＲＥＮ（タコ主の４歳の息子）が喜ばない、で、元気に遊ばない、夜ぐっすり眠らない、すると強烈な歯ぎしりがはじまる、で、主は睡眠不足、すると機嫌が悪い、ってことは朝の散歩がおろそかになる・・・あたし欲求不満。たいへんだわ！こんなところにまで影響するのね、ちょっとご機嫌とらなきゃ、おなかだして、犬だけど猫なで声で、”なでてくんろ～”ってなんでこんなことまでしなくちゃならんのよ！あたし番犬の仕事して大変なんだから、ママちゃん、おいしいごはんちょうだいよ、って、やっぱりおなかだしとこ～っと。　

　そういえばゲンさん素敵なオリにひっこしたわね～、それなら脱走できないわね・・・くれぐれも欲求不満になってご主人さまにかみつかないようにね。

　それでは、まったね～、ごきげんよ～、みなさん諸々のために日拝したほうがいいわよ。感謝のこっころ～！

東北ツアーに来ます。

　今年もまた僕の横浜の友人、ジャズギタリストの杉本篤彦さんが東北ツアーに来ます。もう１０年以上の付き合いで、僕が横浜でライブバーをやり始めてからも毎月出演してくれてました。彼の演奏は、スタンダードはもちろんのことだが、オリジナルの曲が多くとてもポップでメロウ、そして楽しいんです。湘南育ちということもあり”海っぽい”のも特徴。今年も会場は唐桑半島の半造レストハウス、ロケーションもぴったりです。数ヶ月前連絡があり　「周平の町では演るとこないの？」で、さっそく町の方に問い合わせてみたが以前は　「そういうイベントやりたいんですよ。」と言っていたのに、あまりに消極的なので、もう話持って行くのやめました。やりたい！楽しいことしたい！ライブで楽しみたい！ってとこに協力します。な～んでこういうチャンスをつぶしちゃうんだろね～？も～ったいないね。　

　秋には、友人のアッちゃん率いるアラブ音楽とベリーダンスのグループを盛岡の方と一緒に呼ぶ予定、これはすっごくおもしろいよ～。去年も半造さんで演って盛り上がりました。今年は、幼稚園父母の会会長渡辺さんと副会長のボクの権限で幼稚園で、お父さんたちの為に、いや子どもたちの為にやります！　オラが町でもやってみたい！って、興味のある方いましたらご一報ください。協力いたします。やっぱり音楽は生、ライブが楽しいよ。音楽は”音”を”楽しむ”こと、演奏家は”楽しい音”を出してくれるから、演奏家も客も一緒に楽しむ。これがライブの醍醐味だよ。　

　杉本篤彦バンド　ＬＩＶＥ　ＡＴ　半造レストハウス　　

　　６月１０日（ＳＡＴ）　ＯＰＥＮ　７：００ＰＭ　　ＳＴＡＲＴ　７：３０ＰＭ

　行ってみたいってかたは、連絡くださいね、是非！　　　　　　　　　　　　　　　　

一期一絵

　うちの治療院に一枚の絵がある。葛西俊逸さんという画家が描いた北上川の風景画だ。昨年ある絵画展へ行って、まさか購入するつもりなどまるで無く、ただ眺めていた時この絵と目が合ってしまった。カミさんと娘も、娘曰く「この絵、すいこまれる～。」

　実は、この前日家族で遊びに行った帰りこの絵の場所を通った。日が沈みかけ、その風景はあまりに美しくみんなでうっとり眺めていた、以前から好きな場所ではあったが、さらに惚れてしまった場所、「一期一絵ってことだね～。」即ご購入となった。

　E.キュウブラー・ロスの”死ぬ瞬間”という本の中にでてくる末期の患者さんがこんなことを言っていた。

　美しい風景画は、患者たちに、彼らが生きているということ、生命と生活を想いださせているのだと思う。私自身は、風景画の中に、それが表現している自然の中に、実際に神をみることができます。

　ん～、見たよたしかに。葛西さんこれからも素敵な風景にめぐり合って、素敵な絵を描いてください。

おっつかれさまでした～

　昨日の天気予報では曇りのち雨だったはずなのに、朝からなんていい天気！今日は初の小学校の大運動会でした。小学校の運動会は幼稚園のとは違って、写真とビデオを撮る他にお父さんお母さんは何もすることないんだね～、おかげでさらに日に焼けてしまい子どもたちに「あっ、たこぼーず」と呼ばれる始末、今、たこ焼き状態です。

　僕の母が生前「朝早くお弁当造るのたいへんだけど、みんな大きくなって運動会のお弁当造りが無くなると、自分の役目が終わってしまった様な気がする。」って言ってたな。これから数年間、子どもたちとの思い出をたくさんこころに焼き付けていきましょうね、だってあの世に持っていけるのは楽しい思い出だけだからね。

　運動会が終わり、夕方から気仙沼に出張ヒーリングへ出かけた。運転しながら山の緑を眺めて、いったい何種類の緑色があるんだろうと思い、満開の藤の花の紫と緑のコントラストに惚れ惚れとしてしまった。で、治療後おみやげにたくさんの釜茹でシラスと干したシラスそれに鱸を一匹いただいてしまった。明日おい～しくいただかせてもらいます。感謝！

　あっ、明日早朝の幼稚園の園庭整備は雨だから延期だとさ、ゆっくり寝てましょ。だめだウルトラマンが５時４５分からあるから息子に起こされる！っていうか何でその時間なの？？？

おいしいごはん

　よく聞かれることに、「どういう食事のとり方をしたら健康になれるの？」とか、「ダイエットしようと思うんだけど・・・」ってのがよくある。で僕の答えは、「おいしいごはんをおいしく食べればいいんじゃないの。」

　巷では、栄養学的に、とか、”オォ～クゥサァ～ン”ってみのもんたん（フランス人っぽい・・）のお昼の一言で夕飯が決まったりしてるけど、おいしいごはんをおいしく食べてる？いくら栄養学的に考えた食事を作っても、テレビ見ながら食べたらどうだろう？会話も無くパパやママがいらいらしてるのを気にしながらの食卓はどう？きっとそこそこの味はあっても栄養にはならないよね、みんなで食卓を囲み、今日の出来事やママが作った料理のこと、季節の野菜や魚のことなど、それらを食べる事で僕たちは生かされている、何よりも感謝の気持ちを持っていただくことが大切。

　「ありがとう」という感謝の言葉は水の結晶を美しくします。ってことは、食べ物に含まれている水分の結晶ももちろん美しくする。感謝をささげた時点で食べ物がなにか変化をしていく、それを食べることがこころとからだの栄養になっていくんじゃないかな。つまり、こころからの感謝をつねに捧げることのできる人は、人生をより美しいものに変化させていくことができる人ってことだね。

　「おいしそ～！うまそ～！」って言葉を食べ物にかけることで、その食べ物たちは「んじゃ、おいしく食べられっちゃおっかな～、美味いよ～俺、」ってエネルギーをだすんだよ。これほんと。

好きなもの

　僕の生活、いや、人生の中の一部となってるもの、それは音楽。集めたレコードとCDは２０００枚は楽に越えていた。横浜にいた時はそのレコードをかけたいが為にそしてLIVEを聞きたいが為にLIVEBARを造り、一日のほとんどを好きな音楽をあびながら生活していた。岩手に帰ってくる際お店は継いでくれる友人に譲り（押し付けたという説も）そのレコードとJBLのスピーカーだけは持って帰ってきて、うちの治療院はオーディオルームになっている。

　で、何が好きって、BEATLESが好きだ、解説はめんどくさいからしないが、「美しい」の一言に尽きる。８年位前、カミさんと二人でネパールへ行った。ポカラという湖畔の町のカフェでヒマラヤの山々を観ながらボ～ッとしていた時、そこでいろんな曲が流れていた、なんとな～く聞いていた時、とつぜんBEATLESの"IN　MY　LIFE"が流れてきた、「今、このタイミングで、この曲か～。・・・・うつくし～な～・・・」これって言葉では説明できないことだよね、あの時の感動はいまだに忘れられない。考えてみると、初めてBEATLESのレコードを買ったのは小学５年生の時、それからいろんな経験をしてきたが、事あるごとにBEATLESEをはじめいろんな音楽がいろんな出来事とオーバーラップしている。そしてその音楽たちは今までも、これからも普遍的なもの、そして大好きなものだ。

緑が燃え出す季節

　山や、野原、家の庭も、緑が燃え出してきた。”萌える”が本当の使い方なのだが、近ごろ”萌え～”なんて変な使い方もあることだし・・・でも山を見てるとほんとに新緑が燃えているって感じに思えてくる。毎朝、愛犬牡丹ちゃんと１時間ぐらいさん散歩してるのだが、森、田んぼ、いたるところから、生命のパワーをメラメラとからだで感じる、それは生まれてきたものだけでなく、死んでいくもの、それを糧にして生きていくものまたそれを食べ栄養とするもの、という連鎖があり、その脈々と続くエネルギーを感じるんだよね。”生命場”っていうのかな、そこにいるだけで肉体に生命力を導き入れ、スピリット（霊魂、気力、など等）を供給してくれるんだよ、自然とのかかわり、魂の法則を理解すること、これが健康の秘訣、そんなに難しい事じゃないんだけどね。

　昨日の休みは家族で畑作りをした。雲ひとつない青空の中、土と戯れる。時折吹く爽やかな風、ホトトギスと鶯の鳴き声、ん～岩手に越してきて良かったな～、カミさんは、「冬の寒さがなかったら～」と、あの厳しい寒さがあったからこそ、この感動があるんじゃ～ん（横浜弁）。

幼稚園父母の会で、

　夕べは幼稚園父母の会のだい～じな会議がありました。一次会は居酒屋で、二次会は父母の会、いや、父の会行きつけのお店で、もちろんだい～じな会議です。今年から副会長という役を仰せ付けられ、どうせやるならおもしろくしようってことで、僕の横浜の友人アッちゃん（日本屈指のアラブパーカッショニスト）にお願いして、幼稚園でベリーダンスショーをやろう！って話になってます。アッちゃんよろしくね、みちのくツアー予定組んでね。園児の女の子たちが衣装をつけて一緒に踊ったり、男の子たちが太鼓を叩いたり、考えただけでも楽しそう、園長先生も大乗り気です。でも一番乗り気なのは、お父さんたちで、身を乗り出して「やぁ～りましょ～よ～！」って、別のこと考えてるみたい・・・。

　子どもたちとの思い出をいっぱいつくりたい、今の子どもたちと過ごす一分一秒、この一瞬がとても大事な事に思えてならない、そのために今何をすべきなのか、そう、お父さんたちは楽しい事をこれからたくさん考えていくのよ、夜な夜な集まってね。

老人ホームにて

　毎日が、反省、反省、反省、反省、反省、反省、反省、反省、そしてまた反省。

　でも、後悔はしない、悔やむようなことはしたくない。

　なぜなら、一日是一生也。

　って、今日ヒーリングしてて胸に湧き上がってきました。

「おば～ちゃん、マッサージしにきたよ～。」

眠ってたおばあちゃん、ハッと起きビックリした目で僕を見て手を合わせようとした。たしかにボウズだが・・坊主じゃないよ、しかもまだお迎えこなさそうだし・・・。あとでそのおばあちゃん、介護士さんに、「お～ぼぉ～さぁ～んがきぃてぇまぁしぃたぁよぉ～。」と、「ちがうわよ、整体師さんがきたのよ～。」と言う会話が聞こえてきた。

ほっと一息

　うちから車で１０分位、田んぼに囲まれたところ、ほかに建物は無い、そこに”いおり”というおそばやさんがある。うちの家族お気に入りのお店で、そばは、そこのおかみさんが小さい頃から家で打っていた味で素朴な味わいでなんだかほっとする味でもある。そしてお店じたいも天井吹き抜けで、木の温もりが気持ちいい。大きな窓からは一面田植えをしたばかりの田んぼ、これからの季節は緑の絨毯、秋には黄金の絨毯になる。今回は見えなかったが、天気のいい日には遠くにまだ雪を被った栗駒の山々が見える。その窓越しに景色を見ながらのんびりほっとしながらそばを食べる時間が「美味い」

　この「空間」「空気」を創れる人ってそうそう出会うことってできないが、見つけたときは、「む～ふふふ～」って気分になる。

　ちなみにカミさんとカレーうどんを食べた。炙ったねぎがのっかってて「ムフッ」です。

近所のこわいおじさんになろう、

　なんかひまだし、天気もいいし、土いじりでもすんべ～ってな感じでホームセンターへ行ってプランターと草花を購入、裏庭に作っておいた特性の土をプランターに入れラベンダー、小さなゆりと庭からワイルドストロベリーを抜いてきてプランターに小さな庭を造った。これやりはじめると止まらなくなる。

　大きな火鉢が治療院のいりぐちにありその中に蓮、金魚、メダカを飼っているのだがそれをきれいに掃除、メダカたちもき～もちよさそうに泳ぎだした。いつも散歩しているお母さんと小さな子や午後には小学生の子達が覗いていくので閑散としたうちの近所の中でせめてオアシスのような場所にしたいと思う。

　夕方、玄関のとこで子どもたちの声、また金魚でも見てんのかなと思い覗いてみると、水の中に手を突っ込みなんかしてる・・・片方の手にはプラスチックの水槽・・その中にアメリカザリガニ・・・ん？ザリガニ？メダカ？捕食者・・えさ・・捕まえて・・食わせる・・ザリガニ・・喜ぶ・・子ども・・楽しい・・。

　「くぅおおおおらぁ～！！！がき！ちょうっとこっちぃこぉいいいい！な・に・し・て・ん・だぁ～おまえら～！」　もちろん優しくダメだよ君たちぃなんて言う気はさらさらない。

　子どもたち　「・・・・・・・・・・・・・・」　目が恐怖におののいている。無理もない、ボウズ頭のいかつい体して雪駄はいた親父が仁王立ちしてるんだもの。

　「この中にはザリガニのエサはねぇ～よ！こんどやったら山に連れてって穴掘って埋めちまうぞ！」

　最近うちのいなかでも変質者があらわれ、注意をうながし大人たちも子どもたちに気を使っている今日この頃、ぼくは、近所の変質者・・いや、近所のこわいおじさんとして君臨してやるさ、そ～だ、そ～だ、そ～に決めた。

牡丹日記

　あたし、日向ぼっこがだいっ好きな柴犬の牡丹です。

　きのう、うちのやんちゃなガキどもは主と一緒に”エコレンジャー”に行ってきたわ。昨日の作業は、川の掃除、蛍の住める川にしようですって。いつも散歩してて思ってたのよね、せっかく水鳥や魚がいるのにその川の周りにはごみがいっぱいあるし、そのゴミを捨てたのもほとんどが大人、それを子どもたちが掃除するなんてね～、でも大人たちも川に入ってせっせと掃除してたわ。こういう機会はもっと作るべきね、自分たちで責任をもたなくちゃ、うちの主なんか力仕事と掃除やらしたらバカみたいに延々とやってるからちょうどいいわ。

　午後からは畑作りよ、やっぱバカ、いえ主は力仕事が好きなのね、鍬もってひたすら土を掘り返してたわ、子どもたちも土まみれ、みみずまみれ・・・みみずがいっぱい、しかもでかいのなんのって！こっちに投げるなっつうの！土をいじっていると不思議と元気になるのよ、今年は何を作るのかしらね、自分たちで作った野菜はおいしいわよ～ってあたし犬だから野菜はきらいだった。

あるプラン

最近よく思うこと、カミさんと子どもたちと一緒にいて、言葉の一つ一つや動作の一つ一つ、それらの一瞬を見たとき、「あ～この時が永遠だったらな～。」なんて訳もなく思ってしまう。

　なぜこのようなご縁を神様から頂けたのか、子どもたちはなぜ自分を選んで生まれて来てくれたのか、カミさんと出逢ったのはなぜか（それはアキちゃんの店でカミさんが仕事の後飲んだくれてたから。）考えれば考えるほど、人生って不思議なご縁で結ばれてるんだな～って思うと同時に、自分も宇宙も偶然できたもんじゃないな、すべての存在がそれぞれ役割を持ちそれを実行している神的プランに参加させられているんだな、そのプランとは？生命の進化。でそれは目的をもって進化している。んじゃその目的とは！？（だんだん哲学的になってきた・・・）

　ひとりひとりが今この一瞬一瞬を大切に生きる事、その一瞬一瞬の意識の動きが宇宙を創造している・・・これだ！

BGM

治療をしてる時いつもかけているCDがある。日向敏文の"Sarah`s Crime"というアルバムで何枚かあるアルバムのなかでもこれが僕の治療にしっくりとはまる。ふだんはRock,Soul,Jazzなど大きな音でJBLのスピーカーからながしていて、突然訪れた患者さんは、一瞬来るところを間違えたんじゃないかって顔してることもあるが、"Sarah`s  Crime"をかけて気持ちを切り替える。で、何がいいのかっていうと、別に”癒し”のための音楽ってわけじゃない、癒し系の音楽は作為的で逆にいらいらしてしまうしね。このアルバムは、官能的で、いい意味で退廃的のような、ショートストーリーの映画的構成をしている。じゃ～患者さんは聞いてて気持ちいいのか？それはよくわからんが僕はとっても気持ちよく治療できるからいいんです。

　この曲たちとの付き合いは２０年前に遡る。横浜で初めてアルバイトしたお店、関内にあったJAZZレストランバー　”サテンドール”　でランチタイムにいつもかけていた。日差しが差し込むテラス風の入り口から奥に入るとタバコのヤニでいい色になった板張りの店内、グランドピアノとでっかいALTECだったかな？スピーカーがあるかっこいい店だった。僕の横浜での原点であり「悪の道！」いや楽しい道の入り口だった。そこで知り合った人たちはいまだに付き合いもあり、年齢も感じさせない（それはちょっと嘘）。だからこのアルバムを聞くと楽しさや色々な思いが込み上げてきてパワーに変換されるんだね～きっと！って今気付いたよ！そっか、そうだったか、やっぱり　”ものより、楽しい思い”だよ。

老人ホームにて

　毎週木曜日は、老人ホームでボランティアの日、今日も１０人程ヒーリングを行ってきた。みんな８０年以上の歴史を重ねた方々、接していると、むしょうに悲しい思いを受ける人、楽しい気分にさせてくれる人、笑わせててくれる人、どんな人生を送ってきたのかわからないが、戦争を経験したり、大切な人との別れがあったりしたんだろうね、でも話の内容は昔の楽しかった事、思い出の場所などが多くその表情は実に豊かで可愛らしい。

　痴呆がなぜなんのためにおきるのか仕組みはよくわからないが、あの世にいくためにこの現象界での色々な思い出、感情を整理してるみたいだね、人間があちらの世界にもって行けるのは”想念”だけだからね。なんだか大切な思い出を一つ一つ折りたたんでいる作業をしているような、楽しそうな、物悲しそうな、”神様からの最後のプレゼント”　と言われるのもなんとなく頷ける。

　お世話をなさっている方々、本当にお疲れ様です。

ご先祖を想う

　ゴールデンウィークも終わり子どもたちが元気に幼稚園と学校へ出かけて行った。今回の連休中に親戚で二件ご不幸があった。お二方ともご高齢で、長い間お疲れ様でしたという感じだった。

　こんな時でなければ一族みんなが集まることもなく、自然に昔の話などに思いを馳せる、きっとご先祖さまたち、亡くなられたおじいちゃん、おばあちゃんもどんな事を話しているか、思っているのかあらためて気づくだろうし、言葉に出さなくてもなんでもわかっちゃうんだよね。で、久しぶりにおばと遅くまで話をしていて自分の中でちょっと雲がかかっていたところから光が差し込んできた瞬間があった。それはあらためて、どれだけご先祖様が今の自分たちのことを思っていたかということで、自然にそのことが自分にも受け継がれていた。

　今の自分があるのは、親はもちろんご先祖さまあってのこと、ご先祖さまそして神様を敬うことが今の自分を創り、子孫まで続いていく幸せを育むことにつながっていくんだよね。僕たち日本人の命の基本は神様と祖先を祀って、それによって生かされているという感謝の生活であり、命の基本ともいうべきものです。まずこれを子どもたちに伝えていかなければならないと思いますよ。

子どもの日に想う

　先日、ある息子さんがお父さんをつれて治療に来られた。聞けば埼玉から連休を利用して帰ってきて、田舎に住むお父さんの坐骨神経痛を治療したいのだという。うちのことはインターネットで調べて予約を入れてきた。病院へは通っていたが湿布と飲み薬しかもらえず、痛みも治まらない、お父さんだけの情報ではどんな治療をしたらよいのかわからなかっただろう、それを聞いた息子さんが調べてうちにつれてきたのである。今の世の中、親が子を殺し、子が親を殺すなんてことがニュースで頻繁に聞こえてくる。そんな中で遠く離れたところに住ながらも親のからだを気遣い治療に連れて来られる方もいらっしゃる。大切なのはまちがいなく　「愛」　だよね、愛は目に見えないけれど、献身や奉仕そして今自分にできる事で表現できる。ぼくはその息子さんに愛を感じた。感じたら俄然エネルギーも沸いてくるし、治して欲しいという気持ちがまた自分のパワーにもなる。治療後は痛みと不快な症状も治まり、通ってみると言っていた。息子さんはその後バス停へ行って行き帰りの時間をお父さんの為に調べていた。

大和撫子

　僕の一日は、愛犬牡丹の散歩から始まる。今朝は桜の花びらが川面に舞い落ちるのを眺めながらの散歩、牡丹は僕の一歩後ろをついてくる。いつもの公園ではたまっていた鬱憤を晴らすかのように走り回る、桜の木の下を走っているのを観てあらためて日本犬、柴犬は美しいと思った。あの凛とした立ち姿、「あたしってかわいいでしょ？」ていう様なむだな主張の無さ、一度気を悪くしたらなかなか許してくれない気の強さ、実は二日前に牡丹をシャンプーした。もちろんそんなことされるのは大嫌いで終わったあとは庭中転げ周りどろだらけになっていた。それからというもの僕に対して冷たい視線を送ってきて絶対媚びて来ない、でもふとした時にぴたっとよって来て背中を向ける、背中さわってちょうだいって事だ、なんかいい女だね～。大和撫子って感じ。

　想えば家ではものごころついた時から日本犬を飼っている。ほとんどが柴犬で一匹は甲斐犬、それぞれ性格や個性が違っておもしろい。犬好きは母と祖母の影響で、そういえばみんな猫嫌いで、目の仇にしていた。母が子どもの頃飼っていたシェパードのこと、昔はそんな大きな犬でも放し飼いだったらしく、家族で旅行に行く時、汽車の後ろをどこまでも追いかけてきたらしい、死ぬ時は家族に姿を見せずに死んで行ったんだって。家族の一員だけれども、人間と犬の立場、関係をしっかり守っていたんだな～って感じる話をたくさんしてもらった。今の世間の犬と人間の関係は？どーも犬に飼われているような人や、愛玩犬というより愛玩具といった感じの飼いかたしてるよね～、犬にも人間みたいな病気が増えてるとか？人間のエゴの犠牲にならないようにしなきゃね。

健康に感謝

　昨日の休日は家族でお花見をしながらドライブへでかけた。初めて走る道、いくつ山を越えただろう、最初の目的地田瀬湖へ、家族連れが釣りをしたり、お約束の白鳥ボートもある、鳥の囀りしか聞こえない、最高に気持ちがいい場所だった。次に向ったのはT山にあるT神社、ずっと行きたかった所である。案内板に書いてある歴史の内容よりさらに遡った歴史のある場所だと感じた。いわゆるパワースポットである。以前お世話になっていた長野のM神社とも違う雰囲気、もっと荒々しさを感じた。今回はご挨拶だけ、次回正式に参拝しようと思う、いつもこのような所に赴くとどういうわけか翌日ぐらいから変化が現れる、今回もやはりそのようだ、からだが熱い、別に熱があるわけでなく、中から熱を感じる。満ち足りた感覚である。これはまた伺わなくちゃいかんね。その場を後にして今度は桜の名所展勝地へ、桜を観るより人を見て疲れた、しかも突然の雷雨！家族全員ずぶぬれになったが、これはこれでいい思い出、帰りの車中子どもたちは爆睡だった。その姿を見ていて、カミさんも自分も健康でよかった、健康ってすばらしいって思った。肉体を健康に保つ為には食事と休養が不可欠だが、じゃあこころの健康をたもつためには何が必要か、それは、喜びだったり、悲しみだったり、そして何よりも　「愛」　がたいせつ、必要だね、それも与えられ受けとる「愛」だけではじゅうぶんではなく、与える「愛」これがあってはじめて本物になるんだよね。

　”うけとる愛はあたえる愛にひとしい。”

　これは、ビートルズの永遠不滅のメッセージ。