人生の糧
僕の母は生前、僕が治療院を田舎に帰って始めると決めた時、「お寺のような治療院にしなさいね。」と言われた。それは本来寺というものはみんなが集い悩みを打ち明けたりこころを落ち着かせたり泣いたり笑ったりそこで何かに気付く場所という意味での寺であり、今あるお葬式屋さんに成り下がってしまった寺ではない。
不思議とうちに訪れる患者さんたちはからだの構造的に問題がある患者さんというよりもどこに行ってもその痛みの原因がわからず困っていた方たちが多い、治療が終わりこころが開放されたときそんなときにその人の痛みの原因がわかったりする、それはからだの構造だけ見ても解らないもので、どうやってこころにアプローチしていくかが重要になってくる。話を聞く、こころの奥底にある何かを引き出すこと、それは特別な方法論なんかじゃなくどれだけ自分が”人生の糧”を持っているか、まだまだ人生経験足りないけどね。
気が付けば早くも7月下旬で開院3年目を迎える。なにせ患者さんから教えられること多いからね、まだまだハードル高くなっていくんじゃないかと思います。それにしても肉体の無い方たちも普通にお寺に行けばいいもののうちに押し寄せて「話を聞いてください~」っていうのもね、これもなんとかしてあげなきゃいけませんからね、ほんとにお寺みたいです・・・。
今日から日曜までうちのカミさんユーミンのシャングリラ初日を観に横浜へ帰ります。夜は浴びるほどビール三昧ですな、さきほど横浜の友人アラブパーカッショニストアッちゃんから電話が入り、「ねーねー今日来るんでしょ?夜おもしろいライブやるよ~」と、なんとうちのカミさん大ファンのあのNHK教育テレビのエキセントリックな幼児向け音楽番組”あいのて”に出てるワニバレーを踊る不思議なお兄さん尾引浩志(倍音S)さんhttp://www.vions.jp/ とアッちゃんhttp://home.s02.itscom.net/darabuka/
のライブ!こ、これはおもしろそうだ!!うちのカミさん大喜びです。「やっぱりご縁があったんだわ!」だと。これももちろん”人生の糧”になります。
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