薄暮(はくぼ)から、
小1の末娘と、写真家小野寺彩ちゃんの個展を見るために東山町へ行った。大船渡線の線路わきにある会場、なんだか鉄道の側というのは妙な郷愁をかきたてられます。かつて昔たくさんの人々で沸きかえった土地の記憶、そんな名残でしょうか。
そんな気持ちに浸りながら、娘と手をつないで周辺を散歩、もう小5の娘はもちろん小3の息子も人前で手はつながなくなった。成長したんだから当たり前と言えばそのとおり、でもまだ末娘がうれしそうに手をつないでくれるので、当然アイスクリームを買ってあげる。
そのうち、条件付きで・・・・ということになるんだべが・・・
手をつないでいるとその暖かさに生きてることを実感しますね、僕のエネルギーが娘に行き、娘の生き生きとしたエネルギーが僕の細胞の隅々にまで伝わってくる。そしていつも思うのが、なぜこの子達は自分のもとへ来たのか、神様はなぜこの子達を私たちに預けたのか・・・どんな人間へと育っていくのか、どんな役目を担っているのか、そのときどんな世の中になっているのか、私たち大人、親としての責任は重大です。僕たちが子供のころよりも今の子達は今置かれてる環境や世界を知ってるし感じている。それが期待や希望につながるものなのか、不安や絶望につながるものなのか、この世界を創り上げていくのは私たちの想いのみです。
目を閉じてふと黙想・・・
世界は有意味である。私も宇宙も偶然の産物ではありえない、すべての存在がそれぞれにその役割を担っているある神的プランがそこにある。そのプランとは生命の進化、生命は目的を持って進化しつつある。
「パパ、プレゼント!」 と自分で撮った写真の花束をいただいた。 ふふふ・・・アイスクリームの効果絶大です。
帰り道、峠を走っていると飛び込んできた風景、薄暮(はくぼ)に浸る室根山、「はくぼ」・・なんとも素敵な響きを持つ言葉、そして有名な観光名所に行かなくともこれだけの風景を堪能できる土地、まだまだ何かがここには眠ってる・・そして後世のためにも掘り起こしていかなきゃいけないですね。
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