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2010年11月26日 (金)

愛宕剣道クラブ日記

 剣道の稽古の後、娘のみずきとお風呂に入ってると(小5ですけどいまんとこまだお風呂に入ってくれてます。)、

 「パパ、守 破 離 が大切なんだよね、この言葉で剣道やってくんだ。」と、

 「しゅはり?ってなんだっけ、武道で使う言葉だよねぇ・・」

 「パパ!知らないの!?守 破 離 っていうのはね・・・・」

 小5の娘にわかりや~すく教えていただきました。で、あらためて調べるとこういうことです。

           「守 破 離」

 「守」 とは、師や格流派の教えを忠実に守り、それから外れることのないように精進して身につけよ、ということ。

 「破」 とは、今まで学んで身につけた教えから一歩進めて他流の教え、技を取り入れることを心がけ、師から教えられたものにこだわらずさらに心と技を発展させよ、という意味である。

 「離」 とは、”破”からさらに修行して、守りにとらわれずに新しい世界を拓き、独自のものを生み出せ、という意味である。

 にゃ~るほど納得、でもこの教えは武道や伝統芸能の世界だけの教えではないよね、勉強にしても、仕事にしても、技術を得ることにしてもすべてにあてはまるものです。師に教えられ師にとまっていては発展はない、師をしのぎ伝統を超え、親を超越して、より高い次元に発展成長することがすべての進歩です。

 僕にも二人の師匠がいます。お一人はたぶん元気、もう一人は数年前に他界しました。この二人の教えはまるで陰と陽のようでした。だから今おそらくぶれずにいられるのかも・・いやぶれてっかもしれないが、様々なこと、信じられないことも目の当たりにさせていただきました。この仕事をはじめてからはもうわからないことだらけ、いつも師匠に質問攻め、そしてたまに会えば観察観察、何か違うこと学ぼうとしてみたりもしたのですが、結局基本に忠実に繰り返し繰り返し、錬ってたたいて強くする、そして一番たいせつなこと、それは”現実の人生体験”を通してのみこそが修行であること、そのなかで愛を知り、学び、育み、自らの最高のエネルギーとすること、そんなことをいまだまだまだ習ってます。娘のそんな言葉の中からも勉強させられたりしてね、周りはお師匠さんだらけですね。

 たまに書く剣道ネタを読んでくださり、「元気が出ました。」 「また十数年ぶりに竹刀を握りたくなりました。」と言ってくださるクライアントさんがいます。いろんなことに悩み、苦しみ、もがいてる状況のなかで、ちょっとでも魂に火がともされ、前に進めるような気持ちになってくだされば幸いです。おたがいまだまだ修行の途中です頑張りましょうね。

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