ニュースから、
30代横浜に住んでた頃10年ほど自分のお店を持っていた。大好きなレコードをかけ音楽が好きなお客さんわがままな友達が集まりいつも音楽談義とエロ談義のたえない店でした。週末にはライブをやり、いろんなジャンルの方々アウトした方々がおもしろい演奏を聞かせてくれていた。あるとき友人のパーカッシャニストのあっちゃんが、「しゅうちゃん、ジプシー系ギタリストつれていくよ、すっごいよ~。」と、現れたのはアラブ系、オリエンタルな容姿のいい男でその演奏はフラメンコ・・でありジプシー・・とっても圧倒され、みんながその演奏に酔いしれました。
彼の出身は新疆ウィグル、15年も前その国がどこにあるのかもどんな背景があるのかも知らなかったがそこは中国なのだという、しかし彼は「私は中国人ではない!」と、しかもどんな扱いをされているのかを切々と語り、そのことを知らせるために世界中を演奏してまわっているのだということだった。チベットにしてもウィグルにしてもかつてどんな国でどんな宗教を信仰していてどんな生活をおくりどんなことを語りどんな歌を詠っていたのか、そして今はどんな状況にあるのか・・それを知ることはできる。私たちが何かできなくても”知る”ことができる。
今、積もり積もった何かが地の底から湧き出しそうになっているかのような事件が隣国のそこかしこであるようだ。人には”カルマ”というものがあるそうだ。それは撒いた種は刈り取らねばならぬと言うもの、投げた言葉や行為はメグリ巡って自分に返ってくる、そのカルマには人、個人のものの他に土地、国のカルマというものがあるように思える。大国のカルマもいずれは人の力、自然の力によって刈り取られなければならないと思える・・そんなニュースを頻繁に感じるような昨今です。
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