老人ホームにて、
毎週木曜日は近くの老人ホームへ出張している。今月は入居者のば~ちゃんたちのご家族も夏休みということもあり実家につれて帰られていた方もいた。
そんなひと時の夏休みを楽しそうに話してくれたば~ちゃん、車椅子で海へ連れて行ってもらい、家でバーベキューをして大きな帆立を焼いて食べたりホヤを食べたりとうれしそうに話してくれた。お子さんたちはみんな関東に住んでいらっしゃってそのお家は次にみんなが帰ってくるまでは誰もいなくなるそうだ。「来年またみんなで会えるといいね。」と話しながら長年家族を養うために酷使してきた身体をマッサージした。こんな身体になるまでどれだけ働いてきたんだろう・・・なんだか自分が情けなくなる思いだ。
5,6年続けてる老人ホームでのボランティア、ふと今まで接してきたば~ちゃん、じ~ちゃんたちの顔が浮かんできた。みんなあの世に旅立っていったが、そういえばみんな昔の楽しかった思い出、戦後つらかったけど必死に働き家族を養ってきたことそれもいい思いでだと、歴史が刻まれたしわくちゃな笑顔で話してくれていた。
あの世には貯めたお金を持っていくことはできないし、苦しんだ病気をもっていくこともなくなり、一切を手放していく。でも楽しかった思い出だけは持っていけるんじゃないかなと思う。
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