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2018年4月24日 (火)

楽しみ、

 剣道の朝稽古に通うようになってかれこれ6年になる。子供たちを連れて、週末の朝4時半に起き、暑い夏も雪降る真冬もかかさず車で30分ほどの道場に向かう。

 

 そこには齢70を過ぎた先生方が待ち構えている。先生方は365日ほぼ毎日朝稽古をしている。市内の中高生たちも集まり、後期高齢高段者の先生方との稽古が始まる。早朝から休憩などはさまず1時間半ほどの激しい稽古、汗も気力も絞り出させられるが、先生方は涼しい顔して若い方々を打ちのめす。なんで朝からそんなことしてんの?と聞かれるが、それが”楽しい”からである。厳しくて、苦しくて、暑くて寒くて、想うようにいかなくて、それでも続けるのは・・・それが楽しくて仕方ないからです。厳しさの向こうにあるもの、それが何なのか、ただ”楽しさ”を求めている。稽古の終わった後の凛とした静粛さ清々しさは快楽主義の自分にとっては最高のものと知ってしまったから、どんなに疲れていても週末の稽古が楽しみで仕方ない。

 

 楽しいものを知ってしまえばあとはそれに向かって突き進むしかない、楽しい方へ楽しい方へと流れていけばいい、そうすれば自然に自分にとって世の中にとってもいい結果をもたらすものじゃないかと思います。楽しみは今の世の中たくさんある。どれを選ぼうがすべては自分に帰って来ます。どうせ楽しむなら自分が成長できるものを選んでみてはどうでしょう?

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2018年4月21日 (土)

華の光明・・

 老人ホームでの出張ヒーリングもかれこれ10年になる。お見送りしたばーちゃんたちの言葉や笑顔、つらい表情も涙もすべてがその方の歴史、人生とは色々あり、それも華の光明であることを知る。この季節かならず口にするのが、「来年の桜は・・観れるかな~」 僕は「だいじょうぶじゃないの」と答える。歳をとったからなんてことは関係なく、誰でさえも来年の桜を愛でることができる保証などない。だから今の桜を精一杯愛でて心に刻む。

 20代の頃、海外に赴任していた友人が桜の季節に数年ぶりに帰国した。とても楽しみにしていたはず・・彼は心を躍らせて帰国したはずだ・・到着ロビーで彼は突然倒れ帰らぬ人となった。桜が咲きだすとうれしい反面いつも友人の笑顔を思い出しちょっとだけ・・心が締め付けられる。

 つい先頃、30代の女性のクライアントさんが亡くなった。たまにうちに来るときはいつも元気に笑顔でおしゃべりしていくステキな方だった。突然の入院と病状のメールに驚き、それからメールでのやりとり、お見舞いに行ったとき花瓶には桜が花を咲かせていた。「意地でも今年の桜をみますよ~!」 とはりきっていたが・・先日お母さまから亡くなったと連絡があった。お見舞いに行ったあの日二人で一緒に撮った写真がお気に入りだったということで遺影にさせてもらいますとのこと、とても光栄なことです。今はまだご家族一緒に桜を愛でているはず。

 桜に限らず花とは不思議なもの… 生きること、死ぬること、去ること、来ること。その繰り返しもまた、華の様々なあらわれであり、そのまま華の光明である。


 

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2018年4月16日 (月)

慈しんで、

 暖かな陽射しのなか、今年もツバメが帰ってきた。例によって仕事場の入り口と車庫に4か所、巣はいつもそのままにしてあるので帰ってきたらちょっと手直しするだけ、さっそく夫婦そろって子作りに入る。僕のやることは見守ることと”落し物”の始末だけ。

 何年も間近で見てるせいか、同じような鳴き声でも違って聴こえるのがわかるようになった。とくに雛がかえってからはまるでちがう。それはどんな親でもそうだろう、子供や愛する者へ語る口調は愛に満ちている。

 

 しるべし、 愛語は愛心よりおこる、 愛心は慈心を種子とせり。

 優しい言葉で人やものに語りかけるよう心掛けたい、誰にでもある”種子”を育むために、愛する心、愛ある言葉はその種子を慈しみの心として育たせます。

 大切な人、たとえば~旦那さんとか奥さんとかさ・・今日は優しい言葉で慈しんであげたらどうでしょ?

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2018年4月11日 (水)

想うだけでいい、

 人の一日の思考というのはだいたい7割がたネガティブなことを占めているそうだ。まぁ僕もそんなところだと思う、あぁなんてだめなんだろ僕って・・・・てな感じで考えながら歩いている。でも春になり草花が咲き鳥たちが鳴き始めてるのを感じていると心の中でうれしくなり、今日は何かきっといいことがあるんじゃないだろうか~と・・その繰り返しの毎日です。

 

 ポジティブで常にいられたらそれはそれで疲れてしまう、すぐ側にみるからに健康で太陽の様にいられたらそれも疲れちゃう、やはりそこはバランスが必要、黒も白も灰色めいたところもいい、何が悪で何が正義なのかも正直わからない、ただ、どれもそれぞれ存在しているもの存在の意義がある。今はわからなくてもいずれわかる時がくる。

 

 ただ、悲観的な考えが心と身体と魂の病を引き起こします。学ぶべきことは楽観です。学ぶこと、それは過ちを犯すことも学びであり、ゆるす心をもつこと、日常の中から人を慈しむ心、慈しみの言葉が紡ぎだされます。今日一日、言葉に出さなくてもいい、心に想うだけでいい、慈しみの言葉を投げかけてみよう・・・きっと人も自分も癒されるはずです。

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2018年4月 2日 (月)

旅立った・・

 4月、今日から新たな時を迎えますね、別れあり出会いがあり多くの方たちが希望を胸にする旅立ちの時です。

 そう、うちの長女も昨日たくさんの夢と希望を胸に後ろを振り向かずに出発しました。うれしくもあり頼もしくもありでもやっぱり寂しい・・・18年間ほぼ毎日一緒に過ごしてきたのに今日からはおたがい違う生活になるなんて・・・なんて悲しいんだろ。亡くなった僕の両親ももちろんおんなじ気持ちで見送ったんだろうな、あのときたしかに僕も前しか見てなかった。

 

 娘は都内の医大の看護科に進学、カミさんの背中を見て育ち同じ看護師への道へと進みました。きっとかつて僕が営んだ横浜の店でさんざん酒を飲ませ内臓を悪くした輩たちが娘に看護されることになるという‥なんて夢のような話なんだろう!すでに病院通いしてる友人たちもきっと本望だろうな~おもしろいな~ みんなそれまで長生きしてほしいもんだ。

 

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