楽しみ、
剣道の朝稽古に通うようになってかれこれ6年になる。子供たちを連れて、週末の朝4時半に起き、暑い夏も雪降る真冬もかかさず車で30分ほどの道場に向かう。
そこには齢70を過ぎた先生方が待ち構えている。先生方は365日ほぼ毎日朝稽古をしている。市内の中高生たちも集まり、後期高齢高段者の先生方との稽古が始まる。早朝から休憩などはさまず1時間半ほどの激しい稽古、汗も気力も絞り出させられるが、先生方は涼しい顔して若い方々を打ちのめす。なんで朝からそんなことしてんの?と聞かれるが、それが”楽しい”からである。厳しくて、苦しくて、暑くて寒くて、想うようにいかなくて、それでも続けるのは・・・それが楽しくて仕方ないからです。厳しさの向こうにあるもの、それが何なのか、ただ”楽しさ”を求めている。稽古の終わった後の凛とした静粛さ清々しさは快楽主義の自分にとっては最高のものと知ってしまったから、どんなに疲れていても週末の稽古が楽しみで仕方ない。
楽しいものを知ってしまえばあとはそれに向かって突き進むしかない、楽しい方へ楽しい方へと流れていけばいい、そうすれば自然に自分にとって世の中にとってもいい結果をもたらすものじゃないかと思います。楽しみは今の世の中たくさんある。どれを選ぼうがすべては自分に帰って来ます。どうせ楽しむなら自分が成長できるものを選んでみてはどうでしょう?
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