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2018年4月21日 (土)

華の光明・・

 老人ホームでの出張ヒーリングもかれこれ10年になる。お見送りしたばーちゃんたちの言葉や笑顔、つらい表情も涙もすべてがその方の歴史、人生とは色々あり、それも華の光明であることを知る。この季節かならず口にするのが、「来年の桜は・・観れるかな~」 僕は「だいじょうぶじゃないの」と答える。歳をとったからなんてことは関係なく、誰でさえも来年の桜を愛でることができる保証などない。だから今の桜を精一杯愛でて心に刻む。

 20代の頃、海外に赴任していた友人が桜の季節に数年ぶりに帰国した。とても楽しみにしていたはず・・彼は心を躍らせて帰国したはずだ・・到着ロビーで彼は突然倒れ帰らぬ人となった。桜が咲きだすとうれしい反面いつも友人の笑顔を思い出しちょっとだけ・・心が締め付けられる。

 つい先頃、30代の女性のクライアントさんが亡くなった。たまにうちに来るときはいつも元気に笑顔でおしゃべりしていくステキな方だった。突然の入院と病状のメールに驚き、それからメールでのやりとり、お見舞いに行ったとき花瓶には桜が花を咲かせていた。「意地でも今年の桜をみますよ~!」 とはりきっていたが・・先日お母さまから亡くなったと連絡があった。お見舞いに行ったあの日二人で一緒に撮った写真がお気に入りだったということで遺影にさせてもらいますとのこと、とても光栄なことです。今はまだご家族一緒に桜を愛でているはず。

 桜に限らず花とは不思議なもの… 生きること、死ぬること、去ること、来ること。その繰り返しもまた、華の様々なあらわれであり、そのまま華の光明である。


 

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