散歩・・・
吐く息が白くなった。
雲間から差し込む陽を浴びながら今日も朝の散歩、もう間もなく冬に入ることを感じさせる。これから五か月間は寒さの中に身を置く日々。
バス停で高速バスに乗り込む高校生くらいの息子を見送るご夫婦を見かけた。よく見ると知人だったが、そう‥息子さんは高校三年生、まだ町を離れるには時期が早いがおそらく就職活動に行くのかな・・・声をかけるお母さんに、後ろで心配そうに見守るお父さん、目が合ってにこりとほほ笑んだ。その笑みはすこしさみしそう。
バス停で 通り過ぎながら涙が出てきた。いずれ通る道、子供は親元を離れる。さみしいが離れてもらわなければ困る。巣立ち冒険し様々な経験を積んで大人になってもらわなければならない。まだ冬になったばかり、心の中は春への期待とさみしさが同居していることに気づく。
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