苦しみか～

　「苦しみも一つの恵みである」

　という言葉は本当のことなのだろうが、これほど口にできないものはない。他人が苦しんでるときに傍らでこんなこと言ったらこれほど同情のないものはないだろうし、自分が苦しんでいる側で他人に言われたらそれは腹が立つに決まってますよね。

　にも拘らずそれは真実であることとみんなが認識している・・そりゃ辛いですね。認めたくはないが少なくとも楽より苦が平凡な人間を考え深くするという現実、信仰のあるなしに拘わらず認めざるを得ません。

　苦しみもまた・・ひとつの恵みだ。今年も残りわずかな時にこの言葉を目にして考えにふけってしまう・・「非凡な人間は、楽な時にも常に暗い極限を見得るだろう」　だとさ・・　自分は平凡なものでそんなこと考えもしないわ。

やさしい場所・・

　痛みも・・悩みも・・みんないろんなものを抱えて日々奮闘している。

　日常から離れたひと時の「やさしい場所」を提供することも私の仕事だな・・と、いつもいらっしゃるクライアントさんの言葉から実感。

　「生命場」というものが存在する。「生命場」は肉体に生命力をみちびき入れ、その人に生命力を供給している。けがをしたり、心を痛めたりするとそのショックをエネルギーの消耗というかたちで肉体に表しそれを放置しておくと肉体は機能を失うことへとつながります。そこに気づき休息や補給、治療をすることでからだは失われた健康を自然に取り戻すようにできています。

　ここがそんな「生命場」でありたいし、生命エネルギーの回復へと導くことができる・・それが私の理想とするヒーリングです。

　「生命場」とは、訪れる方にとって「やさしい場所」であると思います。

好きなこと、

　絵描きの友人と話していてこんなことを言っていた。

　「絵を描くという自分のほんとうの好きな仕事をしだしてからいろんな局面で判断力がついたような気がするんですよね～」

　彼はもともと長年やっていた仕事があったのだが、本当の自分自身ってなんだろう・・という疑念から脱するために好きだった絵を描き表現する道を選んだ。

　自分自身の判断力が高まるのは、「好きなことをやっている時」、自分はほんとうは何をやりたいのかをいつも考えている人は、「これはやりたくないな・・」ということに対する感度が上がっていると言えます。「これはやりたくない」と直感するのは、「その個体の生命力を滅殺するもの」である。自分の生きる力だけを高めるものを選択し、自分の生きる力を損なうものを回避する・・そういうプリミティブ（原始的、素朴な）能力を高めることがこれからの前代未聞の局面を生き延びるために必要なことだと思う・・・

　と、とある本に書いてあることを思い出した。

　僕も好きなこと、心が動くこととしてこの仕事を選んだ。もちろん様々な悩みも出てくるし責任もついてくるのだが、人はやりたいことをやっている時に最もパフォーマンスが高くなる。これから生きていくなかで難しいことに遭遇する機会はある。そこから逃げるのではなく適切な選択をするために常に自分自身の臨機応変の判断力を高めることが大切だと思う。

雪かきに思う・・

　目を覚まし窓の外を見ると雪が積もっていた。さほど寒さは感じないので湿った雪なんだろうなと思いながら朝の支度を終え外で雪かきを始める。まだ薄暗い、小学生の子たちが登校を始める前に歩きやすいように、そして周りに住まう高齢のお一人様の分までの雪かき、朝の運動。

　自分のことってわからない、ほんとはどんな人間なのか、どんな考えをしてるのか、何かの役に立っているのか、考えてもわからない、必要のない存在なんじゃないかって思うことも・・きっと誰でもが感じるときがあると思う。いつもいつも心が苦しいって感じることが続くこともある。心が感じる痛み、その苦痛はなかなか表現することもできないし、人にはわかってはもらえない、もちろん病院へ行って解決するものでもない。心の苦しみは時を重ねて次第に身体に痛みという表現を出してくる。

　雪も時間を経て積もり積もれば最初の積雪は寒さで氷となりなかなか溶けにくくやっかいなものになります。心に積もったものもできるだけ早めに溶かしてあげなきゃいけないなと・・雪かきしながら思う。

待ちわびてる・・

　愛犬牡丹姉さんが亡くなってもう一年と３か月、今朝も散歩途中に出会う柴犬と遊んできたところ。一人の散歩も慣れてきたが、ふと出る独り言はいつも牡丹に聞いてもらってたんだな～と懐かしくも哀しくなってしまった。

　今は縁あって我が家に来てくれる犬を待っている。うちの長男が次飼うのなら行き場がなくて困っている犬にしようという考えで、譲渡犬、里犬募集の情報などを時々見てはいるがなかなかこの近辺ではいない。でもきっといるはず・・そのときを気長に待っているが、最近では夢にまで犬が出てくる・・・それもいつも決まった容姿の犬、きっとその時が近いんだと信じている。

　出会いがあれば別れもある。いずれ・・いやそう遠くないうちに子供たちもうちを出ることになる。考えただけでも胸が締め付けられる思いだが、そんなときに傍に愛犬がいるって、よく聞く夫婦の話じゃないがその話に納得してしまう。そんな齢になりつつあるんだな・・もちろんカミさんとの仲は大丈夫ですけどね。

心を癒す・・

　現実を認めたくない・・そんな現実の中に生きている。

　そうして生きている方は多い。心が傷ついてしまうことは人生の中であることだが、認めたくない現実の中で、そこから逃れる手段として安易に処方された薬に手を出してはいけない。

　「大丈夫、依存性はありませんよ」

　そこから軽い依存ははじまり、何年も抜け出すことができなくなっている方を何人も見てきた。

　どうしたって現実は変わらない、薬を摂取しても現実は変わらない。結局、現実が変わらない限り薬からも逃れることはできないということを知らなければならない。

　何度も書くが、心に効く薬はない。

　さて、どんな手伝いが私にできるのか・・・それも考えなければならない。

１２月 盛岡整体ヒーリングの予定

　いよいよ師走、今年も残すところひと月となりました。振り返れば・・楽しいいろんなこと振り返るのは好きですが、それにしてもこの数年振り返ると人の心と魂そして肉体の変化にはびっくりしますね。どうなるんでしょう、いずれ書きたいと思います。

　　今年最後の盛岡になります。

　１２月14日（金）　盛久ギャラリー２F

　（１）１１：００～　予約済　　　　　（２）１２：３０～　予約済　　　（３）１４：００～

　（４）１５：３０～　予約済　　　　　　（５）１７：００～　　　　（６）１８：３０～　予約済

　　施術料金　　７０００円

　　会場　盛岡市中央通り１丁目１－３５　盛久ギャラリー２F

　　ご予約は、伊庄整体ヒーリング　　　電話　０１９１－５２－２６０６

　　メールでのご予約は、ホームページ内　”お問い合わせ”　からお願いいたします。

　大げさな話でなく・・・これからの混沌とした世の中、魂の本質が問われます。あきらかに肉体にも精神にも変化がじわじわと起こっています。どのような想いでどのような肉体をもって生き抜くかはその人次第です。