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2024年3月30日 (土)

発芽させる

 昨日の嵐が過ぎて今日は春になった感じのいちにち。我が家の庭でも福寿草が咲き、里山の小鳥たちがおりてきてにぎやかに鳴いている。庭の木々もいよいよ芽吹いてきたし、これから青葉に花々も咲くのが楽しみです。

 先日、クライアントさんから質問された。ヒーリングを習うためにどんなことが必要なの?と。自分以外の魂を導くためそのために身につけること、様々な試練に耐えうるトレーニングは必要になります。それは人それぞれに与えられる試練、鍛錬が必要。

 そして、霊性の向上。それは書物から得られるものではないし先生が授けるものでもない。自分自身の生活のなかで実際の行為によって体得しなければならない。それは個性の内部における神性の発芽現象ってことだと思う。発芽させるために必要なのは…色々あるけど、素直さが大切だなと感じますね。

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2024年3月28日 (木)

たくましい犬

 うちにはタツという名の番犬がいる。縁側で大きな耳をそば立て、琥珀色の目で周囲を見回し、ツンとした鼻でにおいを嗅ぎ、我が家に来た人には吠えて知らせる。でも散歩で外に行った場合は一切吠えない。しっかりと番犬としての自分の仕事、役割を知っている。もとは千葉で保護された野犬、5年前にネットで見つけ一目惚れしたので現地に行き保護団体からもらい受けた。和犬と洋犬のハイブリッドで柴犬を一回り大きくして足が洋犬のように長い理想的なスタイルだ。

 最近は外犬が少ない、家族だからとか、外じゃ寒いだろう暑いだろうさみしいだろうとかであたりまえのように家の中で飼っているようだが、ようは外で飼っていて吠えると苦情が来るというのも理由にある。

 うちの近所でも外で飼われている柴犬が何匹かいるが、夜よく吠える。でもそれは何か異常があることを知らせている吠え方だとわかる。何せカモシカが庭にあらわれたり、タヌキもキツネもハクビシンも現れる。その声を聴くと外敵から守ろうとするあたりまえの仕事をしてくれるありがたい存在だと感じ安心する。丈夫でたくましく野生を感じさせる犬それが理想だなとつくづく思う。

 

 

 

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2024年3月21日 (木)

ヒーリングとは、

 はじめに頭からヒーリングをはじめる。脳を落ち着かせ、心へとアプローチをかけていく。その時に8割がた仕事は終える。

 心と身体はたえず情報を交換し合っていてそれは無意識の領域で行われているのだとわかる。心は身体にその目的を遂げさせる力のことだろうと感じる。

 心とは何か、なぜ身体は活動できるのか、肉体内部の活動や内部にある病のみを考えがちだが、それらを作用させる力が肉体をとりまく世界に存在していることを知らなければならない。それは例えば脳でなく脳を形成する力があるということ。その力が心でもある。

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2024年3月18日 (月)

人生の機微、

 怒涛の1週間だった。長男と次女の2人ともぶじに大学と専門学校を卒業した。4月からは社会人として世の中に出る。

 長女は看護師として3年目を迎え責任も出てくる。長男は理学療法士として病院勤務になり次女は美容師として、それぞれに自分のなりたい仕事につくことになった。これで親としてはひとつやり終えた感じ。

 

 どんな仕事であれ自分のやりたいこと、やるべき道に進めばそれなりに失敗を繰り返し挫折も味わうことがあるだろう、心を痛めてしまうこともある。でもその苦しみの中から何を得るかで道が変わる。人生の醍醐味だったり、人生の機微とは味わってこそ初めてわかるものだと今になってしみじみ思ったりする。酢いも甘いも苦味さえも味わってほしい。

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2024年3月13日 (水)

背景にあるもの、

 ヒーラーになりたい…と考えている方は多くいると思う。昨日もあるクライアントさんからそんな質問を受けた。

 いろんなヒーラーが各地で活動していると思うしいろんなやり方で教えているとは思う。私は他者のことほぼ興味がないので何が良くて何が良くないかは伝えられないがひとつだけ、そのヒーラーの背景にあるものは何か?ということそこを知るべきかなと思う。

 その仕事を続けている理由、続けられる要因があるはずだと思う。私もこの仕事をおかげさまで20年続けている。何で続けられているのかはよくわからないが、その背景にあるものを感じ信じてこれたからかなと思っている。

 

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2024年3月11日 (月)

13年目の3.11

 13年目の3.11。

 私の家から気仙沼まで30分、陸前高田までは50分だ。あの時あの瞬間に現地にたまたまいた地元の友人たちがいた。本人たち曰くとにかく帰らなくちゃと思い車を走らせたという。津波までの時間は30分、陸前高田から帰ってきた友人はどこをどう帰ってきたかもよく覚えてないが、海岸沿いを走らせていた時になんとなく変な海だなと思って見ていたのがあとになって津波だったことを知った…と言っていた。あと数分行動が遅れていたら…とにかく2人の友人は無事帰ってきた。その生死をわけた衝動と行動とはなんだったのか、今でもよく考えている。

 陸前高田にいるおじとおばは、いつもの避難訓練程度と思いゆっくりと裏山の公園へと歩いていった直後、もうすでに足元に津波が押し寄せてきたと言っていた。あと数秒遅かったらどうなっていたか、通りを数百メートル隔てた人たちは避難場所の体育館へ…そして。この生死の境とはいったい何だったのか、13年間いつもいつも考えている。

 津波の3日後から陸前高田に行きおじとおばたちを探し歩いた。幸い2人とも無事だったが親類夫婦は亡くなり見つかったものの大おばだけは未だ現れない。生死の境とは生死の間とはいったいどんなことなんだろうどんな力が働いてるんだろう神の采配とはいったい何なんだろうと考え続けている。


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2024年3月 8日 (金)

鍛錬を、

 今週の2日間、仕事どころではなくある剣道の稽古に参加させていただいた。それは東日本の最高位八段の先生方そしてこれから八段を受ける先生方の集まりの稽古会で今回一関で行うことに、その会の会長でもあるうちの先生から参加してこいとお誘いを受けたもので普通ならあと10年以上もしないと無理だろう。

 30人ほどの剣士先生が集まりしかもみなさん高齢者とはいえさすが猛者ぞろい、場内にはなんとも言えない緊張感とすごい圧の気がみなぎっているのを感じる。あぁこうなりたい…と始めて思った。

 稽古、立ち合いでは剣道においては年齢は関係ない、体力もさほど関係ない、ただただ挑むが先生方の気に押され飲み込まれ何もできずに終える。ただこの集中力、気の駆け引き、一瞬の勝負この魅力に勝るものはない。いかに気をコントロールできるか、体力、精神力を維持できるか、これからさらに研鑽をそして鍛錬を重ねていかなければならないかを再認識した2日間だった。

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